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写真が好きです。

Oh!マツリ★ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー展(兵庫県立美術館)に行ってきた話。


今話題の
Oh!マツリ★ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー展
兵庫県立美術館)に行ってきました。


www.artm.pref.hyogo.jp


「ヒーロー」ってなんだろう?
ヒーローと普通の人の違いってなんだろう?
普通の人はヒーローじゃないのか?
ではヒーローは「普通の人とは違う人(生命体)」という意味なのか?
そもそも普通ってなんだ?普通の反対は変人とも言えるんじゃないか?
そういえばヒーローはよく「変身」してるなぁ。
ヒーローは時代とともにどうやって描かれてきたのか?
どう表現されてきたのか?

たとえば戦時中は兵隊さんこそ子供たちのヒーローだったのに
それが時代が変わった現代では「国の犠牲になってしまった人たち」なのかもしれないし。
まぁ、そんなこんなで、
絵画、立体作品、写真作品、映像作品、昔のヒーロー漫画の表紙、などなど
様々なアプローチから
「ヒーロー&ピーポー」を考えさせられるような展示構成となってました。
会場のところどころにある解説も必読です!!


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撮影:2019/01


写真は『MONUMENT FOR NOTHING V〜にほんのまつり〜』(会田誠)という作品。
この作品は撮影可。
この部屋に入った途端、「うわっ」って思わず声が出そうに。
とにかく大きいしすごい迫力。

わたしには美術の知識なんてまったくないし分からないんだけど
戦時中の兵士が亡霊となって国会の行方を見守ってる…という作品なのかしら??
うーーん「見守ってる」という言葉でいいのかな。
もしかして恨んでるのかな。
それとも「今の政治は危ないぞ」という警告をしてるのかな。
警告というより「ちゃんと見ておけよ」というメッセージ?
「俺たちはちゃんと空から見てるからな」ってことなのかしら。

題名にある「にほんのまつり」にはたぶん2つの意味があって
「祭り」と「まつりごと(政治)」をかけているんじゃないかなぁ。
んで、制作方法に、ねぶた祭りの「ねぶた」みたいに
角材と針金で形をつくり紙を貼る という表現方法がとられたのではないかと
分からないなりに、わたしは勝手にこう結論づけました。

他にも面白い&興味深い展示がいっぱいあってすごく楽しかったよー。

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写真作品としては木村伊兵衛賞受賞の石川竜一さんの作品も多数展示されてます。
個展スペースみたいになっているので見ごたえ充分。
生で観ることができて良かった。
上の作品はすべて撮影可でした。
できるだけ1枚でたくさんの作品が入るように考えて撮ろうとすると
どうしてもこう斜めからが多くなっちゃった。
見づらくてごめんあそばせ。
でもこれはあくまで自分用の記録に軽く撮っただけなので
ちゃんと作品は実物のプリントを観てくださいねー。
こうしてネット上で見るのと、作品を間近で観るのとは全然違うから。
わたしも石川竜一さんの作品はネット上では見たことがあったんだけど
生で観ると印象が全然違いました。とても興味深かった。

撮影はできなかったけど個人的にすごく好きだった作品は
『バンザイ・コーナー』(柳幸典)
『BLACK OF DEATH 2013』(Chim↑Pom
かな。
もし機会があればご覧になってください!